【漫画】ファンタジー漫画の厳選10作品

ファンタジー漫画トップ画像

今回はファンタジー要素のある作品を10本厳選。

ただし、転生チートや2021年以降の異世界モノは別ページにあるので除外。

選考基準は私の好みであり、作品の優劣を示すものではありません。

ファンタジー漫画の1~10位

第1位「異世界居酒屋「のぶ」」

異世界居酒屋「のぶ」

KADOKAWA Webサイトより画像引用

西洋騎士が行き来するファンタジー世界の古都。その都の外れには現地の人が読めない看板のお店があった。

「居酒屋のぶ」

店に入ると、貫禄のある男性料理人(通称タイショー)と気立ての良い女性店員が出迎えてくれる。

常連客がまず注文するのは「トリアエズナマ」

意味は分からないがそう注文するとこの世界で味わったことのない美味しいエールが出てくる。

そして今日も、異世界の住人たちはまた一人と「居酒屋のぶ」に足を踏み入れるのであった。

[単行本] 1 – 16巻
(最新16巻は2022年12月28日発売)

感想

日本と異世界の両方に繋がっている居酒屋で、日本人2人が異世界人相手に酒や料理を振舞い、その美味しさに感動されるという一話完結のシンプルなお話。人間関係がメインで戦闘要素は皆無だけど、絵やキャラがしっかりしていて何十話でも読んでいられる秀作。

第2位「薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~」

薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~

小学館Webサイトより画像引用

花街で薬屋をしていた少女・猫猫(まおまお)は誘拐されたあげく後宮に売り飛ばされる。

といっても彼女が行う仕事は、後宮での雑務。

そんなある日、後宮内でお妃様の衰弱事件が発生。医者でも治せなかった原因を薬屋時代の知識で推測。お妃様に匿名で手紙を出すことにした。

それをイケメン宮官に見破られた猫猫は、薬の知識を活かしてあれこれ事件に介入させられるようになる。

[単行本] 1 – 16巻
(最新16巻は2023年2月25日発売)

感想

少女漫画タッチだけど男性読者でも楽しめる。後宮という特殊な舞台で、様々な人間関係や思惑が渦巻く中、猫猫が要領よく立ち回って事件を解決していくのが面白い。

第3位「嘆きの亡霊は引退したい ~最弱ハンターによる最強パーティ育成術~」

嘆きの亡霊は引退したい ~最弱ハンターによる最強パーティ育成術~

KADOKAWA Webサイトより画像引用

その昔、主人公クライと友人5人は、トレジャーハンター集団「嘆きの亡霊(ストレンジ・グリーフ)」を結成。

少数精鋭のそのパーティは嘆霊(ストグリ)と呼ばれ、結成5年で帝都の英雄的存在になった。

しかし主人公には才能がなく、友人5人との実力差は開く一方。悩んだ末、足手まといにならないようパーティ脱退を申し出た主人公に友人はこう返した。

「特に役割ないんだからリーダーやれよ」

かくして、精鋭パーティのリーダーでもあり、帝都屈指のクランのマスターでもあるクライは、肩書と大物感(はったり)で周りに誤解されながら今日も職務を全うするのであった。

[単行本] 1 – 7巻
(最新7巻は2022年11月25日発売)

感想

主人公クライは帝都でも3人しかいないレベル8のハンター。しかしその実態はお飾りリーダー。にもかかわらず強運とはったりでピンチを乗り越えていく展開が面白い。ワンパンマンのキングのようにたまたま上手くいっている系の英雄。

第4位「勘違いの工房主」

英雄パーティで雑用係をしていた15歳少年クルト。

器用さはあるがスライムにも勝てない彼は、パーティをクビになり、職探しの為にハローワークステーションを訪れる。

最初に命じられたのはセメントでの城壁補修。作業指示を受けて3時間後。チェックに来た親方は進捗具合を見て絶句。広大な面積をたった3時間で塗り尽くしていた。

そんな技術があるならもっと良い所で働けという意味で「明日からもう来なくていい」と告げる親方。しかし仕事ができずにクビになったと落ち込むクルト。

規格外の勘違い少年は、また別の仕事を探すのであった。

[単行本] 1 – 4巻
(最新4巻は2022年12月19日発売)

感想

オドオドして頼りなそうな少年クルトが、周囲の想定をはるかに上回る成果を出していく。城壁補修、採掘、水晶の加工。しかし本人は無自覚で「これぐらいは普通ですよね」とニコニコしている。その姿に嫌味がないので気持ちよく読めるストーリー。

第5位「宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する」

宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する

KADOKAWA Webサイトより画像引用

宝くじで40億円当たったので仕事を辞めたまでは良かったが、寄付やおこぼれをねだる電話が殺到。嫌気がさして父親のツテで山奥の屋敷に引っ越すことに。

屋敷には南京錠で閉ざされた扉があり、扉を開けて奥に進むとなぜか異世界に繋がっていた。

異世界で最初に辿り着いたのは、文化レベルが低くて物資が不足している村。そこで薬や塩を渡すと大喜びされる。

さらなる支援の為、主人公は来た道を引き返し、現代の24時間スーパーで色々買い込んで異世界へと運び込む。

[単行本] 1 – 13巻
(最新13巻は2023年3月23日発売)

感想

主人公はチートスキルのない一般男性だけど、現代の知識と、40億円あれば大抵の物を購入して持って来られるという強みがある。それらの強みを活かして、異世界の人々を助けていくほんわか発展ストーリー。

第6位「女王の化粧師」

とある小国、デルリゲイリアでの話。

この国では国王と王位継承者を立て続けに失い、貴族から選出された娘5人のうち1人を次期女王にすることになった。

そのような情勢の中、主人公ダイはいつも通り花街で化粧師の仕事をしていたが、貴族の青年から「女王候補の1人の化粧職人になって欲しい」と依頼される。

謎の青年、癇癪持ちのお嬢様、決して友好的ではない使用人たちに囲まれながらダイの化粧師としての仕事が始まる。

[単行本] 1 – 4巻
(最新4巻は2022年11月17日発売)

感想

冒頭は「薬屋のひとりごと」の二番煎じだけどその後は十二分に面白い。絵は丁寧だし、伏線がありそうな主要キャラの言動もちらほらある。欲を言えば化粧後の絵はもっと説得力を持たせるような変化が付いていればなお良かった。

第7位「100人の英雄を育てた最強預言者は、冒険者になっても世界中の弟子から慕われてます」

100人の英雄を育てた最強預言者は、冒険者になっても世界中の弟子から慕われてます

小学館 Webサイトより画像引用

言霊(ことだま)で様々なことができる預言者アイゼン。

強敵との戦いで負傷し、異界で療養していたが、あれから20年が経ち傷はすっかり癒えていた。

この20年の間、地上では彼の弟子たちが百英雄と讃えられ「国王」「賢者」「魔法大学の学長」などの要職に就いていた。弟子たちは欠かさず手紙で近況を教えてくれる。

傷も癒えたし、ここらで弟子たちの活躍を見て回りたい。

アイゼンはお供にリンネ(エルフの娘)を連れ、お忍びで人間の世界を旅して回るのであった。

[単行本] 1 – 6巻 <完結>
(最新6巻は2021年12月17日発売)

感想

万能で善人な預言者アイゼンが、言霊の力で困っている人達を助けつつ、弟子たちの居る場所を目指してのんびり旅をするストーリー。百英雄と讃えられる弟子たちも師匠アイゼンの前では形無し。子供のように再会を喜ぶ姿は見ていてほっこりする。2021年に一旦終了したがその話の続きを描く「世界を救った英雄を育てた最強預言者は、冒険者になっても世界中の弟子から慕われています」の第1巻が2023年1月に発売されている。

第8位「ここは俺に任せて先に行けと言ってから10年がたったら伝説になっていた」

勇者、戦士、そしてもう1人が魔導士のラック(主人公)

3人は異次元から侵攻してきた魔神王を食い止め、次元の狭間に追い返すことに成功。一息ついたところにさらなる魔族の大軍が押し寄せてくる。ラックは二人に言った。

「ここは俺に任せて先に行け」

一人残ったラックは戦い続け、敵の幹部を倒し、魔神王すら倒し、ようやく帰還した時には10年が経過していた。

懐かしの王都。広場には以前はなかったイケメン魔導士像。

「英雄ラック様の像だ」

詐欺だろ。てか絶対死んだと思われてるだろ。ラックは苦笑しつつ、情報を得るため冒険者ギルド本部に足を踏み入れた。

[単行本] 1 – 11巻
(最新11巻は2023年3月7日発売)

感想

死亡フラグとも言える「ここは俺に任せて先に行け」を実践したラック。王都では勇者エリックや戦士ゴランとも再会。ラックは死んだことにして新人冒険者ロックとして一からやり直すことになる。友情・育成・綺麗な絵が魅力的な作品。

第9位「まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」」

まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」

KADOKAWA Webサイトより画像引用

魔界にある魔王城。勇者(男)は魔王(女)を追い詰めるところまで来ていた。

しかし魔王の望みは和平だった。学者タイプの魔王は様々なデータを提示して勇者を説得し「魔王は勇者のものに」「勇者は魔王のものに」相思相愛の協力者となる。

魔王は人間界に移住し、農業や経済など様々な知識を人間に施していく。そして勇者はその圧倒的な武力で、魔族たちの人間界侵攻を食い止める。

魔王の戦略と、勇者の武力で、平和な世界を実現できるか。

[単行本] 1 – 18巻 <完結>
(最新18巻は2016年8月26日発売)

感想

原作は2chの投稿小説。人物名が一切出てこず「勇者」「魔王」「商人」「メイド姉」という肩書がそのまま呼び名になっている。人間に馬鈴薯(じゃがいもの別名)を栽培させたり、メイド姉に教養を与えたり、物語の中で人や物を成長させていく漫画。

第10位「田舎のホームセンター男の自由な異世界生活」

田舎のホームセンター男の自由な異世界生活

KADOKAWA Webサイトより画像引用

田舎のホームセンターで働いていた主人公・鳴海優(なるうみまさる)

突然女神に召喚され、剣と魔法の世界に転移させられる。女神から加護として能力を貰うことになったが、引いたスキルは「鑑定」「石工」「解体」「採掘」「革細工」など。

幸先は不安だけど、兎人族の集落に迎えられ、自分のスキルを活かして集落を改善・改築していくことを決意。

こうしてホームセンター男の自由な異世界生活が始まった。

[単行本] 1 – 10巻
(最新10巻は2023年2月25日発売)

感想

DIY能力+ステータス強者の主人公。生産特化ではなく戦闘とか色々ミックスされているので展開は遅めだけど、防護柵を立てたり、かまどを作ったり、井戸を掘ったりして集落を発展させるシーンは見ていて楽しい。

近年のファンタジー

一昔前のファンタジー漫画は、剣と魔法の世界で仲間と旅をするというのが定番だった。

しかし最近は、意表を突いた設定が主流になりつつある。

アイデア競争が一段落したらまた王道作品が流行るかも知れないが、今のスタイルもこれはこれで面白い。

上で挙げた「薬屋のひとりごと」もそうだけど、漫画好き以外はそこまで知られていないのが残念。

電子書籍サイト(Amazonでもそれ以外でも)なら無料で数話試し読みができるので、機会があれば是非どうぞ。