【商品紹介】パナソニック BDレコーダー「DMR-2W202」のセットアップと感想

BDレコーダーの購入

長年愛用してきた私室のDVDレコーダーが遂に故障した。

という訳でBDレコーダーを新調することになったが、録画して見たら消すというシンプルな使い方なので特にこだわりはない。

「2023年発売」「容量1TB以上」「2番組同時録画」「5万円以下」という条件で探したところ1つの製品に行き着いた。

Panasonic DMR-2W202だ。

BS/CS放送は見ないから4Kチューナーは要らないし、2番組を録れれば十分。

3番組録画なんて、数年前の年末(笑ってはいけない・格闘技・紅白歌合戦)ぐらいしか出番はなかったので不要だろう。

3番組同時録画

HDD 1TBモデル(DMR-2W102)と迷ったが、どちらも5万円以内なら容量2倍が良い。

そうと決まれば早速購入。

そして開封。

同軸ケーブル(アンテナケーブル)1本だけでHDMIケーブルは入っていなかったが、故障したDVDレコーダーの線があるのでOK。

開封写真

しかし予想以上にコンパクトだ。

縦と奥行きは予想以上に短い(コンパクト)

横幅は普通だけど、縦と奥行きは旧型DVDレコーダーの半分程度しかない。

本体寸法

軽量だから持ち上げての掃除も楽々。

設置作業(配線)

設置は思いのほか簡単だった。

電源、アンテナ入力、アンテナ出力、そしてHDMIだけ。

本体背面の端子

機械が苦手な人のために一応説明。

室内にテレビ1台しかないならアンテナ線は直結で良いが、

アンテナとテレビだけの場合

BDレコーダーを置くならそちらにも供給しないといけない。

しかしテレビにはアンテナ出力用の端子はないので、BDレコーダーを間に挟み、入力したものを出力するという形を取る。

BDレコーダーを追加する場合

この線を流れるのは放送データだけだ。

それとは別に、BDレコーダーの画面や録画番組をテレビに送らなければならない。

これはHDMIケーブルの役目。(昔の赤白黄ケーブルを1本にしたもの)

HDMIケーブルで映像・音声を出力

写真だとこんな感じ。

※ 写真ではまだアンテナ入力は挿していない。(壊れたDVDレコーダーに挿さっている壁からのアンテナ線を挿せばOK)

背面ケーブル写真

配線できたらリモコンに電池をセットし、本体右下カバーを開いてB-CASカードを挿入。

付属の電池をセットし、B-CASカードを挿入

設置作業はこれにて終了。

機器設定

配線出来たら電源ON。

「次へ」ボタンを押す。

決定ボタンを押してください。

パナソニック社製のレコーダーが付近にあると、リモコンの命令がそっちにも届くかも知れないという警告画面が出る。

近くにはないので「いいえ」を押す。

本機の近くに別の当社製レコーダーやプレーヤーがありますか?

設定すれば、他社テレビを同機リモコンで操作できるという案内。

それは便利なので設定することに。

お使いのテレビはパナソニック製ですか?

テレビはREGZAなので「東芝」を選ぶ。

お使いのテレビのメーカー名を選択してください。

東芝のコードは [5] らしい。

リモコンの「サブメニュー」ボタンと [5] を押しっぱなしにして数秒待つ。

同時に押してから約3秒後に切り換わります。

結果を確認しろとのこと。

試しに「音量ー」を押すと反映された。

正しく動作すれば設定完了です。

ついでに「テレビ電源」「テレビ入力切換(テレビ → HDMI1 → HDMI2……)」ボタンも動作していることを確認した。

これは地味に嬉しい。

テレビを付けて、画面をHDMI1に替えて、HDD内の番組を再生するような操作はこのリモコンだけで完結できる訳だ。

他社テレビをリモコン操作

次はネットワーク設定。

今のところスマホ視聴の予定はないので「今は接続しない」を押す。

かんたんネットワーク設定

必要なら「ネットワーク設定」からいつでもできるという案内。

気が向いたらそのうち試そう。

「次へ」を押す。

ネットワーク設定は、以下の手順でいつでも設定できます。

チャンネル設定の為の郵便番号入力。

リモコンから7桁の数字を入力。

郵便番号を入力

自動的に処理が進む。

チャンネルの受信中です

処理が済めば初期設定はおしまい。

「完了」を押す。

ようこそ!

地デジ放送が見られるようになった。

地デジ放送が視聴可能に

番組表も開くが、この時点では空欄もちらほらある。

数時間放置したら番組情報を取得した。

なお番組表はサブチャンネルを非表示にしたり、文字サイズを大きくしたり、ある程度表示をカスタマイズできる。

長年他社製品を使っていたせいで若干見辛いが、慣れるしかないだろう。

使ってみた感想

容量2TB(180時間録画可)だし、起動もそこそこ早いので大きな不満はない。

敢えて言うならリモコンのセンスが悪い。

早送りの際、反応が悪いと「再生」ボタンを連打する癖があるんだけど「早見」も兼ねているので再生速度が変わってしまう。

なぜこの2つが同じボタンなのだろう。

再生・早見ボタン

あと「毎週予約する」の精度も悪い。

例えば9月20日から「水曜日のダウンタウン」を毎週録画にしたが、翌週別番組なのにそのまま録画されていた。

毎週予約する

AIが進化したら改善されるのだろうか。

別番組なのに録画された

新番組だけ別枠SPだった場合、翌週もタイトルを無視してその枠(金曜ロードショー)を録画していることもあった。

ちょっと融通が利かないなという印象。

初回だけ21時からの拡大放送

あと予約でもなんでもない時間に「ウィ~ン」と音を出すことがある。番組表の更新とかだろうけど。

HDDの「ガガガッ」という音ではなく、複合機でスキャンを実行した時のような「ウィ~ン」という甲高い音でびっくりする。

さすがにもう慣れたけど。

動作音のイメージ

細かい不満はあるので100点満点とはいかないけど、5万円以下という価格を考えればコスパは高いと言えるだろう。

細かい編集をしたい人なら上位モデルを選ぶべきだが、私のような「録って見て消す」タイプならこの程度で十分だと思う。

安定のパナソニック・クオリティだ。