【商品紹介】テレビの音をワイヤレスイヤホンに送信できるBluetoothトランスミッターを試してみた

Bluetoothトランスミッター紹介トップ画像

テレビの音をBluetoothで飛ばしたい

以前の記事(Bluetoothイヤホン(完全ワイヤレス型))でも書いたが、うちには1万円台のSONY製ワイヤレスイヤホンがある。

このイヤホンで音楽を聴いている時にふと閃いた。映画やゲームもこれで聴けたら凄い臨場感を味わえるのではないだろうか?

しかしテレビにはイヤホン端子はあるがBluetooth送信機能はない。色々調べて辿り着いた商品がBluetoothトランスミッターだった。

イメージとしてはこんな感じだ。

テレビの音をBluetoothで送信するイメージ

まず先に結果を述べておこう。

テレビの音をワイヤレスイヤホンで聴くことには成功したが、購入したBluetoothトランスミッターの出番はほとんどないまま今日に至る。

なぜか? その理由をこれから説明する。

購入した製品

実際に購入したのがこの製品。

Bluetoothの知識は皆無に等しい私だが、パッケージの宣伝文句がまさに自分のやりたいことだったので深く考えずに即決で購入。

購入したBluetoothトランスミッターの外装
製品名Bluetooth送受信機 TR-01
メーカーライソン株式会社
Bluetooth規格Ver.4.2、class2
対応プロファイルA2DP
接続3.5mmイヤホンジャック
連続使用時間約10時間
充電方法USB Type-C充電ケーブル
実売価格2,087円
(2021年12月20日時点のAmazon価格)

Bluetoothトランスミッターという名前から難しい工業機械のような印象を持たれそうだが、中に入っているのは本体とケーブル2本とマニュアル類ぐらいだ。

購入したBluetoothトランスミッターの開封図

その本体も説明書要らずのシンプルさ。

電源ボタン、テレビ音声を入力するためのイヤホンジャック、充電用のUSBポートがあるだけ。

ちなみに充電用USBケーブルは付属しているが、電源コンセントに挿すためのアダプタは付いていないので必要な人は自前で用意する必要がある。

充電用USBケーブルのみ

参考までに、いつものUSBアダプタをくっつけた写真も載せておく。

充電用USBケーブルにアダプタを装着

本体が充電できれば準備完了。

<実際の使用方法>
(1)本体とテレビをオーディオケーブルで繋ぐ
(2)本体の電源を入れる
(3)ワイヤレスイヤホンの電源を入れる
(4)自動的にBluetooth接続が行われてイヤホンからテレビの音が流れる

これにより冒頭のイメージ図の環境が実現したわけだ。

テレビの音をBluetoothで送信するイメージ

実際にテレビ番組、映画、ゲームなどで試すがどれも素晴らしい。音声がクリアに聴こえるし、ゲームに至っては銃声や足音がダイナミックかつリアルで大迫力。

しかし気がかりが1つあった。テレビ番組だと妙な違和感を感じるのだ。

注意して視聴することで原因が判明。音声と口の動きがずれているのだ。さながらいっこく堂の「声が、遅れて、聞こえるよ」のネタのように。

Bluetoothには遅延がある

遅延と言ってもコンマ数秒程度なので、漠然とテレビを見ていればまず気付かない。

しかし報道番組やバラエティー番組など、口元がしっかり映る番組だとどうしても気になってしまう。

この問題はBluetoothの宿命のようなもので、送信・受信機器双方のBluetoothのバージョンや対応プロファイルが最新であるほど改善される傾向にある。

何とか解決できないものかと別のBluetoothトランスミッター(Ver5対応)を買って試してみたが、わずかに遅延がマシになる程度だった。

別製品の写真

(1台目と重複する内容なので2台目のレポートは省略)

結論

Bluetoothでテレビの音をワイヤレスイヤホンに飛ばのは簡単だった。

ただし、遅延対策までしっかり行うならある程度の予算と知識が求められる。

吹替映画を見るだとか、テレビ画面は見ないで音声だけを楽しむ用途(家事や勉強で)なら遅延は気にする必要はないだろう。

しかし私は遅延のもどかしさや、毎回の機器のセッティング、充電の手間などを理由にいつしか使わなくなってしまった。

今回はどちらかというと失敗談的な話になってしまったが、今後Bluetoothトランスミッターを購入する人の参考になればと思い公開することにした。

Bluetoothトランスミッター自体は便利な製品だけど、機器同士の相性によっては満足のいく結果が得られないこともあるという点に注意しよう。