BDレコーダーの不調
昨年パナソニックのブルーレイレコーダー「DMR-2W202」を購入したが、1年を過ぎたあたりから不具合が出始めた。
購入当初は電源を入れてから数秒待てば、リモコンの「録画一覧」を押して録画番組の一覧を開くことができていたが、
最近は、電源を入れてから数秒どころか数分おいて「録画一覧」ボタンを押しても「起動準備中です。」の画面が消えずに固まる。
しばらく待つと勝手に再起動。
何度か再起動して正常に戻ることもあるが、翌日になるとまた同じ現象が発生するので安心して使用できない状態。
たまに録画予約も失敗する。
症状からしてHDD障害か、もしくは制御基盤の故障か?
運が悪いことにメーカー保証期間の1年はギリギリ終了してしまっている。
あと1か月早く壊れていれば。
ここでふと、ある事を思い出す。
このBDレコーダーは最寄りの家電量販店で買ったが、ネットの最安値に対抗できない代わりに長期保証を付けてくれたっけ。
HDDは消耗品なので保証対象外の可能性もあるが、一応掛け合ってみることにしよう。
修理に出した結果
そんな訳でBDレコーダー本体、会員カード、購入時にもらった長期保証書を持って購入店舗の修理コーナーを訪ねた。
受付の人に症状を伝えると「一旦お預かりします」とのこと。
もし修理費用が発生するなら作業前に確認の電話を、無料で修理できるならそのまま作業して完了後に電話が来る手筈だ。
修理依頼から1日、2日、3日と音沙汰なし。
これは無料修理で確定か?
連絡があったのは10日後。どうやら無料で修理できたらしい。
本体と一緒に、修理報告書を受け取る。
10日間の内訳はこんな感じ。
- 預かり(当日)
- 修理センターに発送(翌日)
- 修理センターに到着(3日後)
- 修理完了して発送(7日後)
- 家電量販店に到着(9日後)
- 客に電話(10日後)
肝心の原因はというと、HDDや基盤トラブルではなくBDドライブユニットだった。
つまりブルーレイディスクの読み取りドライブに異常があり、起動時の動作チェックで引っかかっていたという事か。
このため今回の修理ではHDDや基盤は手付かずだったので、私が録画した番組データは消えることなく返却された。
ちなみにもし長期保証に入っていなければ、修理費用は約2万円かかったらしい。
おまけで付けた長期保証で2万円節約できたのはラッキーだった。
長期保証について
大手家電量販店(ヤマダデンキ・ビックカメラ・エディオン等)ではそれぞれ独自の長期保証オプションを提供している。
掛け金や保証内容は各社それぞれ。
Amazonのようなネットショッピングでも一部商品は長期保証に加入できる。ヤマト運輸の「クロネコ延長保証サービス」
また、公式が販売元の場合は販売価格に長期保証が含まれている場合がある。
初期不良対策ならメーカー保証だけでも十分だし、
長期保証に入ったからといってあらゆる故障が直る訳ではない。
保証はあくまでいざという時の備えだ。
何もなければ掛け金は無駄になるが、数万~数十万円の家電が壊れた時は(修理や買替費用を考えると)プラスになる事もある。
家電量販店で買うなら「〇%のポイントは要らないから、代わりに長期保証を付けて」といった交渉をするのもありだろう。
ただし、テレビのような設置物はともかくイヤホン等の故障は自己責任(保証対象外)のことも多いのでその辺は使い分けよう。