「お取引目的等届出のお願い」とは
昨今はネットで口座を管理したり、入出金の指示ができるようになった。
便利な反面、もしIDやパスワードが漏洩したら預金を奪われるだけではなくマネー・ロンダリングの温床になりかねない。
そこで各銀行は定期的に近況確認を行うようになり、私にもそのハガキが届いた。
預金残高や利用年数に関係なく、このような案内が誰しも届くはずだ。
回答はWebからとなっている。
そして肝心の回答期限はハガキの宛名面に書いてあった。
2022年11月末に到着して2023年1月末なので、期限は2ヶ月以内ということだ。
無視するわけにもいかないので早々に回答しておいた。
Web提出作業
まずハガキに書かれたURLのサイトを開き、同意にチェックして「次へ」を押す。
必要書類は特にないので「次へ」を押す。
ハガキに書かれていた「お客さまID」「ログインナンバー」を入力。
ログインできたのであとは回答するだけ。
入力の流れ
全部で6項目もあるらしい。
1ページ目は氏名や住所などの基本情報。
2ページ目は職業。
といっても会社員・パート・主婦・学生・無職などをざっくり選ぶのみ。
3ページ目は利用目的。
「生計費決済」「給与/年金受取」「貯蓄/資産運用」あたりを選択。
4ページ目は現れず最終確認画面へ。
特に問題ない(というか大した情報は入力していない)ので次へ。
「提出する」を押して完了。
送られてきたメールは「回答の受付を完了しました」ぐらいの内容だった。
自営業や個人事業主でなければ年収や資産情報は問わないらしく、意外とあっさり終了。
回答項目のまとめ
自営業や個人事業主以外は、大体これぐらいの入力しかない。
質問項目 | 回答例 |
---|---|
ご入力者はお取引名義人ですか | はい |
氏名 | 山田 太郎 |
氏名(フリガナ) | ヤマダ タロウ |
ご契約口座のおなまえは本名と同一ですか | はい |
生年月日 | 1980年1月1日 |
国選択 | 日本 |
住所 | 東京都〇〇区… |
国籍 | 日本国籍 |
外国PEPs (政府要人とその家族) | 該当しない |
ご入力者の電話番号 | 07000000000 |
ご入力者のメールアドレス | 〇〇@xx.ne.jp |
ご職業の形態 | 企業等にお勤めの方 |
ご職業 | 会社員 |
当行とのお取引目的 | 貯蓄/資産運用 |
店頭取引 (過去1年の窓口利用) | なし |
経済制裁対象国等に関連する取引 | ない |
経済制裁対象国等に保有する資産 | ない |
期限までに回答しなくても預金を奪われることはないだろうけど、一時的に取引がストップする可能性はある。
ATMで「窓口にお越しください」になるぐらいなら良いが、クレジットカードの引き落としに失敗したら洒落にならない。
忘れないうちに回答しておこう。
詐欺には注意
銀行を装った偽ハガキを送りつけ、偽のURLで個人情報を入力させる手口も存在する。
少なくとも三井住友銀行ではキャッシュカードの暗証番号を訊かれるような事はないので、不自然な質問があれば警戒しよう。
Web回答を忘れるのも駄目だが、慌てて詐欺に引っかからないよう注意。