おすすめの味付けのり
子供の頃から味付けのりが好きな私は、ご飯のお供だけではなくおやつとして食べる事も多い。
とりわけ卓上サイズはスーパーやデパ地下で色んな産地・味が選べるので、初見の商品を買って味比べするのが楽しい。
延べ数十種類は食べたと思う。
日本にはのりの産地がいくつかあるが、その筆頭は有明海沿岸。
2023年は記録的不作で生産量が下がったものの、2004年から2022年までは佐賀県が19年連続で生産量1位をキープしていた。
ちなみに芸人のはなわさんの「S・A・G・A 佐賀」が流行ったのは2003年の話。
大阪には「大森屋」「ニコニコのり」等のおかずのりの会社があるが、両社とも九州工場で有明産のりを製造している。
有明海は生産量・品質ともトップクラスだ。
しかし現時点で、私が一番美味しいと思う卓上サイズの味付けのりは有明産ではなく瀬戸内海ののりを使用した商品。
鍵庄(かぎしょう)の「明石の恵み 味」だ。
これが私の中で歴代1位。
明石(あかし)は兵庫県の市の1つ。
姫路城の姫路、港町の神戸、甲子園のある西宮、ダウンタウンの出身地尼崎、明石海峡大橋から車で行ける淡路島も兵庫県。
タイやタコ等、海産物が明石の強み。
「明石の恵み 味」は明石海峡近くでとれる一番摘み(旬の12月に仕入れ)の海苔をのりソムリエが厳選したものを仕入れ。
さらに天然のカツオや昆布で作った秘伝のタレで味付けされている。
商品名末尾の「味」は味付けのりで「焼」は焼きのり。あと子供向けに醤油を使わず無添加で仕上げた「for kids」もある。
でも一番おいしいのはやっぱり「味」
8切サイズなので、スーパーの6袋入りのおかずのりと同じ大きさ。
何が良いって、全てのバランスが良い。
他社商品の中には味が薄かったり、不自然に濃かったり、のりがフニャっとしていてパリパリ感に欠けるものも少なくない。
しかしこの商品は味もパリパリ感も完璧。
ただ、味覚は十人十色なのでこれで濃さが足りないと感じる人は「あわじ大江のり」をどうぞ。(私は舌がしびれて少し苦手)
おつまみ用途なら大森屋の「バリバリ職人」なんかも斬新で面白い。
海苔巻きせんべいの硬い海苔を剥がして食べた時のような、パリッとした食感が楽しめる。
「明石の恵み 味」は化粧箱入りもあるので、自分で食べて美味しいと思ったらお中元やお歳暮で贈るのも良いだろう。
相手がのり嫌いでなければ、十中八九喜ばれる一品だ。