【漫画】2025年にコミック1巻が発売されたおすすめ新作漫画

2025年新作漫画

2025年のおすすめ漫画

今回は2025年に1巻が発売されたおすすめ最新漫画をピックアップ。

電子書籍は非会員でも冒頭の試し読みができるので、気になる作品があればAmazon等の「サンプルを読む」からどうぞ。

[1] 異世界ごはん無双 ~スキルと前世の知識を使って、お米改革はじめます!~
異世界ごはん無双
KADOKAWA Webサイトより画像引用

お米好きの三十歳サラリーマンが事故死の末に異世界転生。

米が美味しくないファンタジー世界の米農家に転生した彼は八歳でスキル「品種改良・米」を授かるとともに前世の記憶が蘇る。

早速スキルを使って収穫済みのお米を美味しく炊いてみたら家族から「うますぎる!」と絶賛の声。

さらに領主のお眼鏡にかない、お米の魅力と可能性がどんどん広がっていく。

[1巻発売] 2025年5月23日

感想

いわゆるスローライフ系の異世界作品。主人公のスキルがお米に特化していてストーリーが分かりやすい。領主を巻き込んでの食文化革命という独自の路線に進んでいる。2巻以降のイベントで紆余曲折(上位貴族や飢きん支援等)描ければ良作になる可能性大。

[2] THE BAND
THE BAND
講談社 Webサイトより画像引用

小学五年生の友平はイジメられていたが転校生のマタロー(本名はしんたろう)と仲良くなり救われる。

マタローは1年半で引っ越してしまい、友平は中学校でまたイジメの対象になる。ある日川に無理やり飛び込む動画を撮られてSNSにアップロードされる。

友平の動画を偶然目にした中学三年生のマタローは自転車で1時間半かけて友平の家へ向かう。それから二人は毎日のようにギターの練習をするようになった。

商店街で行った初ライブは散々な結果だったが、二人はそこで何かをつかむ。

[1巻発売] 2025年4月16日

感想

スタートは小学五年生だけど1巻のうちに高校一年生まで時間が流れる。中学三年生のライブを経てずっとギターの練習を続けている友平と、別の高校に進学したけど今でも親友のマタロー、そして他校学園祭で出会った謎の女ドラマー。2巻以降も期待できる内容。

[3] 伍と碁
伍と碁
講談社 Webサイトより画像引用

勉強、野球、サッカーと何をやらせても圧倒的で自分を天才だと信じて疑わなかった主人公。

しかし囲碁で初めての挫折。それも囲碁教室にいた5人の子供に1度も勝てず。すっかり輝きを失った主人公はそのまま何者でもない高校生になった。

ところがある日、0勝1000敗だった囲碁教室の5人の子供が現在の囲碁界のスーパースターだと知る。自分が負けたのは囲碁の超天才5人だったと。

主人公は5人の情報を求めて囲碁教室に向かう。自分の鼻をへし折ったあの5人を倒すことで再び天才として輝く為に。

[1巻発売] 2025年5月7日

感想

囲碁漫画と言えば「ヒカルの碁」だけどこの作品も着眼点は面白い。ただ「龍と苺」「ダイヤモンドの功罪」等と比較すると天才の描写が弱いので、そういった凄みやライバルの魅力をどれだけ描けるかが成否の鍵だと思う。

[4] 金田一パパの事件簿
金田一パパの事件簿
講談社 Webサイトより画像引用

「金田一少年の事件簿(1992年)」「金田一37歳の事件簿(2018年)」に続く金田一一の新たな物語。

44歳になった一(はじめ)は妻の美雪がCAとして世界中を飛び回っている間、7歳の息子九十九(つくも)の世話をしながら探偵業を営んでいた。

しかし今月はまだ浮気調査一件。これでは家賃も払えない。そんな一に前金100万円という破格の依頼が舞い込む。怪しい依頼だが背に腹は代えられない。

九十九を連れて指定された廃旅館に向かうと、そこで殺人事件が発生する。

[1巻発売] 2025年6月11日

感想

大ヒットした「金田一少年の事件簿」のテイストを残しつつ漫画として読みやすい。前作「金田一37歳の事件簿」はおろか初期作すら読んだことがない人でも十分楽しめるストーリーになっているので興味があればご一読あれ。

[5] 駒田蒸留所へようこそ ~わかばが芽吹くまで~
駒田蒸留所へようこそ
講談社 Webサイトより画像引用

東京の駒田蒸留所が造るウイスキー「独楽(こま)」は根強いファンを持つ銘柄だった。

琉生(るい)は駒田蒸留所の娘。

しかしウイスキーが売れない時代になって経営が傾き、さらに父が他界し、母から駒田蒸留所は畳むと宣告される。どうにか存続させたい琉生は大学を辞めて造酒の道を志すことに。

ただ今の駒田蒸留所ではウイスキーを造ることが出来ないと知り、まずはその解決方法を探ることになる。

[1巻発売] 2025年2月21日

感想

ウイスキー造りが題材の作品。突飛な内容はなくドキュメンタリーっぽいので退屈に感じる人もいるかも知れないが、個人的には自分の知らない酒造業界の事をこうして漫画で読めるのは面白いと思う。

[6] 大人大戦
大人大戦
集英社 Webサイトより画像引用

元不良の浦島優太郎15歳は立派な大人になるべく「大人憲法」というノートに単純なルールを書き溜めていた。

ある日、猫を助けるために道路に飛び出しトラックに轢かれて昏睡状態になる。目を覚ましたのは15年後。2025年の病院のベッドの上。

事故の時に優太郎が落とした「大人憲法」は黒田という男が拾った。後に国会議員になった黒田はセーブザキャット党を作りわずか10年でお互いを監視し評価し合う社会を実現させた。

様変わりした現代社会に違和感を感じる優太郎は、週刊誌のゴシップ記者と共に黒田が作った社会の裏側を暴いていく。

[1巻発売] 2025年6月4日

感想

「20世紀少年」のような架空の現代社会が舞台。日本国籍の全国民がSNSアカウントを持ち、都内だけでも2000万台の監視カメラがあり、成人年齢を廃止して「大人」を国家公認資格にするという世界設定はなかなかの発想。

[7] 弱点ゼロ吸血鬼の領地改革
弱点ゼロ吸血鬼の領地改革
KADOKAWA Webサイトより画像引用

現代のサラリーマンが異世界転生。

転生後は高い身体能力、強い魔力、傷を負っても再生し、陽の光も聖水も効かない弱点ゼロの吸血鬼。

手始めに領主から見捨てられた村を救い統治者になる。目的は2つ。美味しいものを安定的に得ること、そしてこの肉体の前の持ち主の願いである人間との共生を実現すること。

かくして弱点ゼロの吸血鬼による領地改革が始まった。

[1巻発売] 2025年4月10日

感想

オーバーロードのカルネ村だったり、綾波レイみたいなヒロインだったり既視感のある内容だけどつまらなくはない。転スラのような発展の様子を描ければ良作、ヒロインを出しすぎて進行がおざなりになれば凡作といったところか。

[8] 辺境モブ貴族のウチに嫁いできた悪役令嬢が、めちゃくちゃできる良い嫁なんだが?
辺境モブ貴族のウチに嫁いできた悪役令嬢が、めちゃくちゃできる良い嫁なんだが?
KADOKAWA Webサイトより画像引用

山を開拓しても魔物に荒らされ、畑を耕しても敵国に燃やされる過酷な辺境地。

そんな辺境地の領主は屈強な主人公。もうすぐ王都の学園に通う予定だけど、その前に公爵家から縁談が舞い込む。

そこで思い出す。自分は転生者でここが乙女ゲームの世界だと。縁談が来た公爵令嬢アリシアは才色兼備だけど性格が終わっている娘だったと。

いざ対面したアリシアは顔に火傷があり不愛想ではあるが、書類仕事はテキパキこなし、積極的に屋敷の掃除も手伝うような芯の通った女性だった。

すっかり打ち解けた二人は数か月後、共に王都に赴き学園生活を開始する。

[1巻発売] 2025年3月7日

感想

捨て地の田舎貴族と悪役令嬢という異色の取り合わせ。二人とも脛に傷を持つ人間ではあるが武力や才能には恵まれている。さらに王都には乙女ゲームのメイン級ヒロインもいるようで2巻以降が気になる作品。

[9] 誰にも愛されなかった醜穢令嬢が幸せになるまで

不貞の子アメリアは伯爵家で軟禁状態にあり、泥にまみれて庭の雑草を採取して生き延びていた。

17歳になったある日、醜穢(しゅうわい)令嬢のそしりを受けるアメリアに婚姻の話が届く。冷酷ですぐに暴力を振るうと噂の暴虐公爵からだ。

相手が誰でもこの家から抜け出せるなら構わない。

公爵と初対面の席で「この結婚に愛は無い。言い寄ってくる貴族令嬢への虫よけが目的だ」とはっきり言われたが、三食もらえて自由があるならと喜んで婚姻を受諾するアメリア。

やがて公爵は気付く。庭の草花でいとも簡単に薬や茶を作り上げてしまう彼女の天才ぶりに。

[1巻発売] 2025年1月25日

感想

実家で酷い扱いを受けてやせ細っていたアメリアが、嫁ぎ先で別人のように綺麗になったり薬学の知識に驚かれるストーリー。クールな公爵と有能な老執事も良いコンビ。内容的にはベタだけど読ませるだけの魅力はある。

[10] ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 2nd Stage
ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 2nd Stage
KADOKAWA Webサイトより画像引用

「ようこそ実力至上主義の教室へ(全12巻)」「ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編(全4巻)」の続編。

入学の際、問題児だらけのDクラスに配属された主人公。秀才で高い身体能力を有しているが目立ちたくないのと根が無気力なので凡人を装っている。

1年生編では1年を通してA・B・C・Dクラスでポイントのやり取りがあり、DクラスがCクラスと入れ替わった。

2年生編では1年生とペアを組み500点以下の生徒は退学という試験が行われた。その裏で主人公を退学させようと英才教育を施された出身施設の暗躍も見られる。

様々な思惑渦巻く2年生編の第二幕。

[1巻発売] 2025年8月21日
(電子書籍ページがまだ存在しないのでリンクは紙ページ)

感想

1年生編の作画は一乃ゆゆ先生。2年生編から紗々音シア先生になったが4巻で終了して駒田ハチ先生でリスタート。作画が二転三転しているがストーリーは一貫して面白い。1st Stageは2年生5月までだったので物語ははまだまだ続く。

その他の新作漫画

個人的にはA評価とまではいかないけど、深夜枠でアニメ化される可能性はゼロではない次点の新作漫画もいくつかご紹介。

「今年注目のエースちゃん」

瀬戸内海の島育ちの少女がビーチバレーのエースになりたくて広島の高校に進学するが、ビーチバレー部が無くバレー部に入部。

キャラの描き分けと個性が弱いのが残念。

「ピアノが無ければただのゴミ」

主人公はピアノで全国1位の小学生だったが、転校生の少女にコーチングしたらその座を奪われてピアノを離れて高校生になる。

技術的な裏付けがあれば臨場感が増したかも。

「円環のエモーションズ」

高校一年生の主人公はバリア能力者。「ジョジョ」「とある科学の超電磁砲」のような超能力の使い手が都会でバトル。

バリバリの実 vs アクセラレーター? オリジナリティに乏しい。

「MOGAKU」

高校生で父を亡くし自転車で新聞配達をしていたが母まで事故に遭い、兄弟を養うために競輪で稼ぐことを決意。

養成所から急に漫画的キャラ&展開なのは何故。

「転生北斎 裏稼業やりながら漫画家目指します」

現代転生した葛飾北斎が漫画家の卵の少女とコンビを組んで奔放に立ち振る舞う。

絵以外の風呂敷を広げ過ぎ。

他にも2025年末までに面白そうな漫画が発売されたら随時追加したいと思う。

2025年完結漫画は別記事でまとめ予定。