【暮らし】2022年ホワイトデーに買った義理チョコのお返し

退職したらホワイトデーが楽になった

昨年までは会社員をしていたので、ホワイトデーの前は憂鬱だった。

女性が多い職場だったので、バレンタインデーになると毎年義理チョコを貰っていた。義理とはいえチョコを貰えれば嬉しいのだけど、お返しという悩みが発生する。

職場の女性たちは義理チョコを数十個配るので、1個300円や500円のものが多い。そうなるとお返しも500~1000円が妥当だろう。貰ったチョコより安いのは論外だが、かといって3000円以上の本命チョコやアクセサリーを渡して引かれても困る。その塩梅が難しい。

お金を出すのは構わないんだけどお菓子選びがとにかく大変。男性職員の多くは地元のデパ地下で探すので商品がカブることも珍しくない。カブったからといって文句は言われないけど、せっかくプレゼントするなら喜ばれたいものだ。

そのため、休日になると都心部のデパートに出かけてはあれこれ購入して試食し、評価をまとめ、その中から一番良い物をまとめて買うという作業を毎年行っていた。

そんなミシュランの覆面調査員みたいな真似も、今年からはしなくて済むのだ。

2022年ホワイトデーで購入した6つの商品

今年のホワイトデーは身内(妹とか姪っ子とか)へのお返しだけだ。

コロナ禍で遠出はできないので、地元のデパ地下とネット通販で購入。今年はこの中から選ぶつもりだ。自分用のメモも兼ねてさらっと紹介したいと思う。

(1)ヨックモック「ショコラシガール」

東京の洋菓子ブランド。葉巻の形をしたシガール等の商品が有名。

ショコラシガールはスーパーで買える「うまい棒チョコレート味」「チョコバット」の高級版。ぎっしり詰まったチョコが苦手な人には食べやすい。個装なのでお配りにも使える。

[参考] 私が買ったのは6本入り(ミルク3本+セミスイート3本)で税込1620円。賞味期限は30日程度。

ヨックモック「ショコラシガール」

(2)キニール「ルフル」

京都のKINEEL(キニール)が販売するrufler(ルフル)。

花の形をしたラングドシャ生地でクリームを包んだ一口サイズのお菓子。バニラ味、ココアベリー味、抹茶味の3種類がある。無難なのはバニラ味だけどココアベリーも美味しかった。いずれも個装。

[参考] 私が買ったの4個入りのバニラ味で税込525円(他味は税込600円)。賞味期限は40日程度。

キニール「ルフル」

(3)シーキューブ「メルチーキューブ」

シーキューブというのはフィナンシェで有名なアンリ・シャルパンティエの姉妹ブランド。

このメルチーキューブは、サイコロサイズの半熟レアチーズケーキ。しかし中の半熟は卵のようでチーズ臭さが少ない。資生堂パーラーのチーズケーキが苦手な人でもこれなら食べられると思う。レンジで10秒程度温めれば、パン生地と中身がホカホカになってさらに美味しい。これも個装。

[参考] 私が買ったの4個入りで税込897円。賞味期限は30日程度。

シーキューブ「メルチーキューブ」

(4)ラ・メゾン白金「クランチショコラホワイト」

ラ・メゾン白金といえば分厚いチョコサンドだけど、私には分厚いし値段も高いので買う機会はほとんど無い。一方このクランチショコラは薄くて値段も安く、しかも個装なので買いやすい商品。

[参考] 私が買ったのはホワイト味4個入り税込250円。賞味期限は60日程度。

ラ・メゾン白金「クランチショコラホワイト」

(5)辻利兵衛本店「茶ノ道」

お茶のブランドとして有名な辻利。

碾茶(てんちゃ。蒸した緑茶の一種)入り宇治抹茶チョコレートクランチ「茶ノ道」は、歯ごたえのある上品な抹茶チョコクランチ。個装。

[参考] 私が買ったのは5個入りで税込648円。賞味期限は50日程度。

辻利兵衛本店「茶ノ道」

(6)フェレロ「ロシェ」

最近ではスーパーやコンビニでもよく売られているフェレロロシェ。トリュフ型だけど中はふ菓子(ブラックサンダーみたい)のようにサクッとしている。個装。

[参考] 私が買ったのは3個入りで税込216円。賞味期限は180日程度。

フェレロ「ロシェ」

男女ともセンスが試される

デパートでは毎年2~3月になると「ジャン=ポール・エヴァン」「ピエール・マルコリーニ」等の高級チョコが1箱(10個入り)3000円とか5000円とかでショーケースに並んでいる。

洗礼された味と、抜群の知名度で、プレゼントされた側は大喜びだろう。

しかし本命ならともかく、義理チョコやそのお返しに高級チョコを大人買いする訳にはいかない。少ない予算でいかに結果を出すか。男女ともセンスが問われるイベントだ。

バレンタインデーやホワイトデーを仕掛けた人は凄いと思う。愛とプライドに訴求する恐ろしい商戦を作り上げたものだ。

渡す側も渡される側も当日は笑顔だろう。しかしその舞台裏は決して甘くない。今年もビターな表情の男性があふれるデパ地下を目の当たりにしながら、深い溜息を吐くのであった。