![Windows標準機能「ボイスレコーダー」](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/11/it_winvoicerec_t-1024x538.png)
はじめに
Windowsには「ボイスレコーダー(旧サウンドレコーダー)」という機能がある。
スピーカーから出る音(音楽・動画・Zoom音声など)は何でも録音できる標準アプリだ。
「ボイスレコーダー」を使うにはまず準備作業を行おう。
![設定ボタンを押す](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/11/it_winvoicerec_ready01.png)
![システムを押す](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/11/it_winvoicerec_ready02.png)
![サウンドコントロールパネルを押す](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/11/it_winvoicerec_ready03.png)
![ステレオミキサーを有効にする](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/11/it_winvoicerec_ready04.png)
![サウンド画面を閉じる](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/11/it_winvoicerec_ready05.png)
この作業は「パソコンがスピーカーに出す音」を録音する為に行っている。
PC内の音ではなく、外部の音をUSBマイクやAVケーブルで取り込むなら必要ない。
基本的な録音方法
それでは早速録音を試そう。
スタートボタンから “は” の欄にある「ボイスレコーダー」を起動する。
![ボイスレコーダーを起動](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/11/it_winvoicerec_mic01.png)
初回起動時はマイクの許可を求められる。
外部マイクを使わない場合も、アプリの動作に必要なので右下の「…」から「マイク設定」の画面を開いて許可をONにしよう。
![マイク設定](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/11/it_winvoicerec_mic02.png)
![ボイスレコーダーにマイク権限を許可](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/11/it_winvoicerec_mic03.png)
これで「ボイスレコーダー」が使用できる状態になった。
![ボイスレコーダーの画面](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/11/it_winvoicerec_mic04.png)
という訳でテストで何か音を出そう。
PC内に音楽や動画ファイルがあればそれでも良いし、無ければブラウザで再生しても良い。
![録音ボタンを押す](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/11/it_winvoicerec_rec01.png)
![終了のタイミングで停止ボタンを押す](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/11/it_winvoicerec_rec02.png)
![今録音したデータを再生](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/11/it_winvoicerec_rec03.png)
ご覧の通り「録音ボタン」でスタートして「停止」ボタンでストップするという、本物のボイスレコーダー並のシンプルさだ。
タスクバーにショートカットを作っておけば、とっさの時でも瞬時に録音ができる。
録音レベルやシステム音の設定
録音される音が小さい時は、再生側(スピーカー)または録音側(ステレオミキサー)のボリュームを上げて調節しよう。
設定方法は色々あるが、一例としてサウンド画面から変更する方法を示す。
![設定ボタンを押す](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/11/it_winvoicerec_sound01.png)
![システムを押す](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/11/it_winvoicerec_sound02.png)
![マスター音量を上げる](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/11/it_winvoicerec_sound03.png)
Windows画面右下にスピーカーアイコンが出ている人はそこで音量を上げても良い。
次は録音側(ステレオミキサー)の調整。
![サウンドコントロールパネルを押す](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/11/it_winvoicerec_sound04.png)
![ステレオミキサーを右クリック](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/11/it_winvoicerec_sound05.png)
![音の大きさを100にする](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/11/it_winvoicerec_sound06.png)
これで再生側・録音側とも大きくなった。
余談だけど、録音時にWindowsのシステム音(USBを抜き差しした時の音とか)を出したくないなら以下で消すことができる。
![Windowsの音を消す](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/11/it_winvoicerec_sound07.png)
必要な人はどうぞ。(録音後は設定を戻すのをお忘れなく)
必要部分のみを切り出す(トリミング)
長めに録音して、後で必要な部分だけを切り出すならトリミングの出番。
画面左で録音済みデータを選択し「トリミング」ボタンを押す。
![トリミングボタンを押す](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/11/it_winvoicerec_trimming01.png)
黒いボールを開始位置、終了位置に移動。
あらかじめ「先頭3秒いらない」「最後5秒いらない」とあたりを付けておくと良い。
![開始位置・終了位置を決める](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/11/it_winvoicerec_trimming02.png)
位置を合わせたら保存ボタンを押下。
自信があるなら上書きでも良いが、念のため元ファイルは残しておきたいなら「コピーを保存」を選ぶのが無難だろう。
![コピーを保存を押す](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/11/it_winvoicerec_trimming03.png)
![トリミング後の画面](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/11/it_winvoicerec_trimming04.png)
画面左に今トリミングした分のデータが追加されたので、再生して確認してみよう。
ファイルに出力
今回作った音声データは「ボイスレコーダー」上の再生だけではなく、スマホやウォークマンに転送して聴くこともできる。
まずは録音データを右クリックして「ファイルの場所を開く」を選択。
![ファイルの保存場所を開く](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/11/it_winvoicerec_file01.png)
すると保存場所がエクスプローラーで開く。
![m4aファイル](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/11/it_winvoicerec_file02.png)
m4aというのはmp3の後継規格で、Windowsはもちろんスマホやウォークマンでも再生可能。(古いスマホは別途アプリが必要かも)
分かりやすい名前に変えて、機器にファイルをコピーして使用しよう。
最後に
今回紹介した「ボイスレコーダー」は1回のボタンプッシュで最大3時間録音できる。
有料ソフトのように多機能ではないが、無料で直感的に使えるのが利点だ。