U-NEXTとParaviが統合
2023年3月31日付で、動画サブスク大手の「U-NEXT(ユーネクスト)」が「Paravi(パラビ)」を吸収統合することになった。
これにより2023年7月1日から「U-NEXT」では「Paravi」が保有するTBS・テレビ東京系の動画を視聴できるようになる。
月額料金は据え置きなので、U-NEXT利用者としては嬉しいニュースだ。
Paraviのコンテンツ
合併前の「Paravi」はTBS・テレビ東京・WOWOWの合同会社。
そのためTBS・テレビ東京系の動画を独占配信していた。
<Paravi動画の例>
・水曜日のダウンタウン [TBS]
・キングオブコント [TBS]
・お笑いの日 [TBS]
・マツコの知らない世界 [TBS]
・半沢直樹 [TBS]
・ガイアの夜明け [テレビ東京]
・カンブリア宮殿 [テレビ東京]
これらはParaviのほんの一部。
最新のバラエティ番組から往年のドラマまで、人気タイトルが一気に追加されたらU-NEXTの利用価値が一気に高まりそうだ。
U-NEXTの良い点
U-NEXTは独占作品が少ないかわりに、レンタルビデオ屋にあるような既存映画やアニメ作品を数多く取り揃えている。
例えばアニメ作品で言うと。
私の好きな「劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-(1998年)」もU-NEXTなら月額見放題で視聴できる。
「STAR DRIVER 輝きのタクト(2010年)」も見られるし。
ノイタミナ枠で放送されていた「C(2011年)」もU-NEXTにはある。
歴代「劇場版 ドラゴンボール」は全部見放題なので、名シーンや主題歌だけを再生するといった贅沢な見方も自由。
バーダックの特攻シーンでかかる「ソリッドステートスカウター」や、地球まるごと超決戦の主題歌「まるごと」等々。
これらはAmazonでもレンタル視聴できるけど、TVアニメを全話レンタルするよりU-NEXTで月額見放題にした方が圧倒的に安い。
PS4/PS5を持っているなら、PS Storeで無料アプリをダウンロードすれば簡単にTV画面で見られるのも長所の1つだ。
U-NEXTの悪い点
最新作品や一部タイトルは月額見放題の対象ではなく、別料金でレンタルとなる。
それは良いんだけど、作品名でキーワード検索すると月額見放題タイトルに混じって有料作品まで出てくるのが紛らわしい。
<有料作品の例>
・トップガン マーヴェリック (390円)
・銀河英雄伝説 Die Neue These 激突 (880円)
・相棒 season21 (330円)
あとプリペイドカードの有効期限が3ヶ月、付与ポイントの期限も3ヶ月というのは短い。(Huluは1年、Netflixは無期限)
そして最大のマイナスは2,189円という月額料金の高さ。
雑誌見放題とかポイント付与のおまけがあるとはいえHuluの倍払うのは高く感じる。
ただ一昔前はTVアニメのDVD(1シーズン分)を借りるのに1000円以上かかっていたので、それを考えると安い方なんだけど。
動画サブスクの今後
今回の「U-NEXT」「Paravi」統合は1つの転機かも知れない。
今は動画配信サイトが増えすぎている。
<動画配信サイトの例>
・Amazonプライム
・Netflix
・Hulu
・U-NEXT
・Disney+
・Rakuten TV
・Apple TV
・DMM TV
・Paravi (TBS・テレビ東京)
・FOD (フジテレビ)
・TELASA (テレビ朝日)
・NHKオンデマンド
他多数
競合が多いと利用者が分散して収益が減り、サービス継続のため値上げが行われ、ますます利用者が離れるという悪循環に陥る。
サブスクには賛否はあるけど、今さらレンタルDVD生活には戻れないのが本音。
どうにかAmazonのように決済窓口は1つでチャンネル(東映アニメ・NHKオンデマンド等)を多様化する方向に進んで欲しい。
ゆくゆくは音楽やコミックも統合して、1時間から「読み放題」「聴き放題」「見放題」を選択できるようになればまさに理想的だ。