【エンタメ】HUNTER×HUNTERの暗黒大陸/王位継承編を途中まで解説

暗黒大陸/王位継承編

難解な暗黒大陸/王位継承編

2026年10月現在、HUNTER×HUNTERは単行本39巻まで発売されているが32巻からの暗黒大陸/王位継承編の評判がよろしくない。

登場キャラが多いのと文字説明が長いので、今何が起こっているのか理解できなくてつまらないというのが大きいだろう。

という訳でざっくり解説を書いてみる。

まだ物語は完結していないので、幻影旅団とマフィアの抗争が始まるNo.377(36巻)を区切りとしてその直前まで解説したいと思う。

No.340~376の解説

No.340 特命 (32巻)

カキン国がネテロ会長の息子ビヨンドを総責任者にして暗黒大陸進出を宣言。V5からはハンター協会にビヨンドの捕獲依頼が来る。

大前提としてゴン達のいる世界はこう。

人類の世界地図

この世界の外側には巨大な大陸があって、人類圏は巨大大陸の中央にあるメビウスの形をした湖(通称メビウス湖)に存在する。

この外側の巨大大陸が暗黒大陸。

メビウス湖

さて、人類の世界にはV5と呼ばれる5つの大国連合がある。

ミンボ共和国、クカンユ王国、サヘルタ合衆国、オチマ連邦、ベゲロセ連合国の5つ。

それぞれが大陸を代表する先進国。

V5

カキン帝国はV5には含まれないが、大きな大陸を代表する国家。

カキン帝国

V5の5国はいずれも過去に暗黒大陸で痛い目に遭ったので不可侵条約を結んで渡航を制限したが、V5でないカキン国は縛れない。

ハンター協会は独立した民間組織だけどV5は仕事をくれるお得意様。

世界を混乱させた罪とかでV5からハンター協会にビヨンドの身柄拘束(ハント)依頼が出たが、ビヨンドは自らハンター協会に出頭。

No.341 厄災 (33巻)

No.341冒頭の組織はV5の特務課。

正確には国際渡航許可庁特務課で、各大陸の外務省特別渡航課(通称トッコー)を束ねるV5の組織。暗黒大陸情報が集まっている。

トッコーと特務課

後にNo.344でジンも語るが、暗黒大陸にはレア資源があるけどその資源のそばには厄災があって過去人類は大変な目に遭った。

希望(リターン)厄災(リスク)
万病の香草球体兵器ブリオン
三原水 (あらゆる液体の元)ガス生命体アイ
ニトロ米 (長寿食)双尾の蛇ヘルベル
無尽石 (発電)人飼いの獣パプ
錬金植物不死の病ゾバエ病
レア資源と厄災

ネテロの遺言は、人類を脅かすいずれかのリスクの対処方法を見付けてリターンを持ち帰ること。

ちなみにガス生命体アイはキルアの妹的存在ナニカの根源っぽい。キメラアントは5大厄災ではないが暗黒大陸から流れてきた。

No.342 布告 (33巻)

人の世界と暗黒大陸の間には限界海峡線と呼ばれるラインがあり、人間の力ではこのラインを超えることはできない。

限界海峡線

しかし人類は過去5回、暗黒大陸に渡って帰還できた。

この5回はV5がそれぞれ1回ずつ成功。いずれも門番と呼ばれる亜人種に頼んで案内人の魔獣を召喚してもらい実現している。

門番の住処は明かされていない。

門番と案内人

カキン国(ビヨンド)が暗黒大陸に行くとしても門番に頼むという手順は必須。

武力行使を避けたいV5は、カキン国を迎え入れてV6に改名して暗黒大陸行きを容認。ただしリターンはV6で分かち合うものとする。

無茶されたら困るのでハンター協会をサポート兼監視役として同行させる。

V6

かくしてビヨンドの目論見通りV5からハンター協会に「渡航を認める。拘束したビヨンドを連れて一緒に行ってこい」の発注。

断る余地はなかった。

カキン国では20万人を収容できるクジラ型の巨大船ブラック・ホエール1号(以下BW号)が建造された。

巨大船の頭部に水を敷いて船が浮かんでいるが、この船内が王族や超VIPが居住する第1層であり王位継承戦の舞台でもある。

ブラック・ホエール

No.343 勧誘 (33巻)

レオリオが十二支ん入りと暗黒大陸行きを打診されてこれを受諾。

クラピカも同様。BW号で行われるカキン国の王位継承戦の参加者(第4王子)が最後の緋の目の持ち主だと知り接触したい。

十二支んの空席は埋まり全員がBW号乗船。

新十二支ん

No.344 著者 (33巻)

ジンの暗黒大陸講座。

V5は各1回ずつ、案内人の協力で渡航に成功してレア資源に辿り着いたが厄災に遭ってとんでもない人的被害を出した。

なおクカンユ王国の渡航時にはビヨンドも同行していた。

V5の探索先

別途ネテロ会長も渡航経験あり。

若い時のネテロ、ジグ=ゾルディック(多分キルアの一族)、リンネ=オードブルの3人。リンネは会長選挙編にちらっと登場。

No.326の見開きで協会最年長ハンターと紹介された。

リンネ

ところで暗黒大陸の帰還生存者は数えるほどしかおらず、皆ボロボロだったのにメビウス湖の形とかなぜ情報があるのか?

実は300年以上前にメビウス湖沿岸を一人で探検した人間がいた。名前はドン=フリークス。ゴンやジンと同じフリークス姓。

彼は新大陸紀行という本を「西」「東」の2冊に分けて執筆したとされる。

ただし見付かっているのは「東」のみ。

V5がレア資源や厄災と接触した5か所がいずれもメビウス湖沿岸の東側なのは、この本を手掛かりに探索したからだろうか。

新大陸紀行

No.345 署名 (33巻)

ゴンの念が使えなくなった。後の伏線かも知れない。

No.346 選択 (33巻)

チードルの説明に仮想新大陸という単語が出てくるがNo.359で説明されるのでスルー。

No.347 就任 (33巻)

ジンが名ばかりのナンバー2に就任。

No.348 覚悟 (33巻)

ハンター協会の業務はビヨンドの連行だけではなくBW号の一般渡航者のサポートや第1層の警護も含まれるため人員が必要。

人員確保の手段として特例のハンター試験を実施。実技はなく面接のみ。

念の習得を免除し合格ハードルを下げる一方、正規のハンターライセンスは与えず暗黒大陸渡航期間だけの準協会員とする。

特別ハンター試験

面接の設問は「カキン国王の発表前にビヨンドの渡航を知っていたか?」のようなビヨンドのスパイかどうかを問う内容。

回答の真偽はクラピカが精査。

これによりビヨンド一派が送り込んだ応募者は全員落とせたが、カキン国の王子が送り込んできた人員はビヨンドを知らず通過。

刺客

なぜ王子が私設兵をハンター協会の準協会員にしたいかというと、この後行われる王位継承戦を有利に進めたいから。

王位継承戦では各王子に1室が割り当てられるが、自分を除いて15名しか持ち込めない。

第1層にはハンター協会の準協会員が配備されると知り、ここに私設兵を潜り込ませれば実質15名以上を動員できると目論んだ。

本当は準協会員は王子の部屋に入ってはいけない取り決めだが有耶無耶になる。

1層にハンター協会準協会員

十二支んの中のビヨンド内通者は泳がせる。

サル

No.349 蟲毒 (33巻)

カキン国の王位継承戦はBW号の第1層で行われる。このフロアには王族などの超VIPと一部の人間しか入れない。

一般渡航者は立ち入り禁止。

1層の場所

王位継承戦に参加する王子は14名。

男女問わず一番最初に生まれた子が第1王子。次が第2王子。第14王子は赤ん坊。

14人の王子一覧

王子の母は正室の女性8名。

彼女らも乗船。

8人の王妃一覧

14名の王子は王位継承戦が始まる前に、国宝の壺に血を捧げて守護霊獣(実際は念でできた獣)の種だか卵だかを授かる。

この壺はカキン国の初代国王が具現化系の念で作って代々継承。

壺と守護霊獣

No.350 王子 (33巻)

第1王子はカキン国の軍事最高副顧問の要職に就き国王軍は彼の指揮下。

第2王子~第9王子は大半が国王軍に頼らない私設兵を持っている。しかし第10王子より下は誰も私設兵を持っていない。

そのため下位王子はそれぞれ外部から警護を募集。カキン国のしがらみがなくて腕っぷしの強いプロハンターを求める。

クラピカは第4王子と接触するため王位継承戦が行われる閉鎖エリアに入りたい。下位王子の警護はまさにうってつけ。

募集は6件ありいずれも王位継承戦に参加する王子のものだが、できることなら第4王子と接触しそうな王子の警護を選びたい。

6件の依頼

とは言えどの王子が第4王子と繋がるか分からないので、全て押さえるためにツテを使ってプロハンター5名雇って全部応募した。

念の師匠のイズナビ、ハンター試験同期のハンゾー、ノストラード組のセンリツとバショウ、キルアに紹介されたビスケ。

クラピカ雇用ハンター

全員無事採用。

クラピカの雇い主は赤ん坊の娘(第14王子)を抱える第8王妃だった。

クラピカの雇い主

No.351~357 クロロvsヒソカ (34巻)

天空闘技場でクロロと闘ったヒソカ。復活を経て幻影旅団には手段を選ばないと表明しコルトピとシャルナークを殺害。

10人になった幻影旅団は全員BW号に乗船。

BW乗船の幻影旅団一覧

No.358 前夜 (34巻)

BW号出航。一般渡航者は3層以下。

1層から5層

1層には王位継承戦の舞台となる王子達の部屋が密集している。王妃8名も1層のどこかにはいる。

定員15名

No.359 出航 (34巻)

カキン国のBW号は世間には暗黒大陸を目指すと表明しているが実際は違う。そもそもBW号では限界海峡線を越えられない。

BW号が本当に目指しているのは、人類領海域と限界海峡線の間にある適当な無人島。

人類領海域と未開海域

十二支んはこのダミー島に “新大陸(仮)” と名付けている。

新大陸(仮)

BW号の一般渡航者はここに置き去りにして、シーハンターのモラウが乗ってくる別船で暗黒大陸組はその先の目的地に向かう。

案内人を召喚してくれる門番の場所へ。

ジンやパリストンはBW号に乗っていないし、モラウの船にも乗って来ないだろうから独自に門番の場所に行くのだろうか。

モラウの船で移動

HUNTER×HUNTER的にはここまでが王位継承編、この先が暗黒大陸編か?

暗黒大陸へ

十二支んは1層のビヨンドの見張りが3名、一般渡航者のサポート業務が8名、クラピカは1層で自分のやりたいように行動。

十二支んの居場所

各王子は自室に15名までしか兵を持ち込めない制限がある。

定員は最大15名

クラピカが雇われた第14王子部屋は私設兵を持っていないので国王軍の兵士が警備。

人員構成は国王軍7名、従者4名、クラピカを含むプロハンター4名。

1014号室の内訳

ところが開始早々に1人死亡。

1名死亡

さらに4人死亡。

5名死亡

No.360 寄生 (34巻)

5人の殺害が身内の犯行の可能性もあるため警戒と嘘の検証用に鎖を出して尋問。

プロハンター3人は王位継承戦の中身を知らなかったが警護2人は知っていた。そればかりか第14王子の味方ではないと吐露。

ややこしい話だけど、カキン国では自分の下に王妃が増えると王妃所属兵というのが与えられる。

正室が第1王妃と第2王妃だけなら第1王妃にだけ2名。

王妃が2名

用途としては1名を自分と王子の護衛に、もう1名を下位王妃に警備名目で送り込んで監視させる。

下位王妃は受け入れを拒否できない。

護衛と監視

さらに正室が増えれば第1王妃は1名追加。第2王妃は初回なので2名獲得。第3王妃は下に妃がいないので与えられない。

王妃が3名

第1王妃は1名を残して2名を各下位王妃に派遣。第2王妃は監視役を受け入れつつ1名残してもう1名を下位王妃に付ける。

結果こういう配置になる。

護衛と監視

現在王妃は8名。

第8王妃は下に王妃がいないから王妃所属兵を与えられず、上の王妃からの1名ずつの監視役を拒否することができない。

部屋定員の15名は王妃所属兵も込み。つまり7名を強制的にねじ込まれたら自分が持ち込める人員は8名だけになる。

1014号室の王妃所属兵

その時1014号室に複数の念獣が姿を現す。

各王子が壺に血をたらして授かった種だか卵だかがふ化したものだ。ライバル王子を品定めするように浮遊している。

黒服の頭にいる目玉のオタマジャクシは第6王子の念獣の一部。攻撃性はないのでNo.359の殺人事件とは無関係。

クラピカは全王子に向けて緊急放送。

クラピカの緊急放送

先に私が知る限りの念獣(カキンの定義だと守護霊獣)を書き出しておく。

1014号室に現れたのは第2王子のクラゲ、第6王子のオタマジャクシ、第11王子のワープワーム等いずれも王子の念獣。

王子と念獣一覧

王位継承戦前から第1王子ベンジャミンと第2王子カミーラは念能力を習得している。他の王子は念についての知識はない。

何人かの王子は配下に念使いがいる。第4王子だとテータとサルコフの2名は念使い。

第4王子や第9王子は王位継承戦中に念能力を使用できるようになる。

王子一覧と念能力

念獣は王子が作り出したものではなく、壺の力で生まれた念獣が王子に憑りついてオーラを吸って勝手に動く寄生型。

王子からは見えないし命令もできない。

念獣は寄生型

念獣には王子の性格が反映されている。

No.368で出てくるが第4王子は嘘吐きが嫌いなので、彼の念獣は第4王子に嘘を吐いた者に厳しいペナルティを与える。

第4王子の念獣

ちなみにNo.359で死亡した5名は、まだ正体が明かされていない何者かの念能力「サイレントマジョリティー」の仕業。

「サイレントマジョリティー」はNo.370で出てくるので今は気にしなくて良い。

No.361 辞退 (35巻)

外部ハンターの1人が突然暴走して3人刺殺。クラピカが取り押さえる。

ここでクラピカの新技。

クラピカの能力

スチールチェーンを刺された敵は能力を奪われやがて絶状態になる。宿主のオーラがなくなりクモ型の念獣が這い出てきた。

第12王子のクマみたいな念獣(念能力者しか見えない)の問いかけに応じた者にクモが侵入して行動を操るという攻撃。

第12王子は無自覚。寄生型の念獣が勝手に隣の1014号室に行って暴れているだけ。

スチールチェーン使用

操作されたハンターから奪った能力は筒の中に収めた。

人差し指の能力には緋の眼状態でだけ使える派生技がある。それがステルスドルフィンという自分にしか見えないイルカ。

イルカに筒をセットすると奪った能力を解析できる。

さらに1度だけ使用可能。

人差し指の能力

男の能力は裏窓(リトルアイ)だった。

実在の小動物を操れるだけで今逃げた念のクモ(第12王子の念獣の一部)には効かない。クモは通気口から逃げてしまった。

操られていたハンターの男は3人の殺害犯として連行される。女中4人のうち2人が恐怖を覚えて退職を申し出る。

1014号室の生存者は第14王子と第8王妃、女中2人、クラピカ、ビル(クラピカと同じ雇われのハンター)だけになった。

1014号室残り4人

一方第7王妃の状況。

第12王子と第13王子の部屋割り。

1012号室と1013号室

上位王妃から受け入れる監視兵6名と、外部から雇ったプロハンター数名を姉弟平等に振り分けるとしたらこうなりそうだが。

平等な配置

第7王妃の指示は極端だった。

刺客ともいえる6名は全部第12王子に押し付けて、何なら第12王子のために雇ったハンターすらも第13王子の部屋に移動させる。

良いのかそれで?

不平等な配置

No.362 決意 (35巻)

守護霊獣(ハンター的には念獣)同士は殺し合わないし、他のカキン王子を攻撃することもない。

クラピカの緊急放送に対し第1・第2王子以外は「念って何?」状態。外部のプロハンターを雇用した王子達は正解を得る。

ハンターから情報を得る王子

テータとサルコフは第4王子に忠誠を誓っているが、あの王子が念を覚えたらどんな暴挙に出るかわからないので不安がっている。

念を知りたい第4王子

No.363 念獣 (35巻)

第1王子のベンジャミンは軍の指揮権と、念の知識というアドバンテージで継承戦を圧勝する予定だったが計画が狂う。

念獣の生態は謎が多いしそもそも自分の念獣すら視認できない。下位王子を警護するプロハンターの念能力も未知数。

それでもベンジャミンの私設兵は国王軍であるため王妃所属兵と同じく各部屋に強制派遣できるし、特殊戒厳令という切り札もある。

特殊戒厳令は国や王族が危機的状況に陥った時、軍が司法・行政を掌握して超法規的な対応をとれる軍事クーデータのような状態。

特殊戒厳令

ひとまずは他王子の念獣やプロハンターの能力について情報収集することにした。

No.364 思惑 (35巻)

第1王子から派遣されてきた兵士がいきなり1014号室の女中一人を殺害。

第1014号室の女中殺害

クラピカは第8王妃に目配せして能力発動。

先程のハンターから奪った裏窓(リトルアイ)を第8王妃に付与。王妃にもクラピカのドルフィンが見えるようになった。

目的は筒を空っぽにすること。

第8王妃にイルカを接続

筒が空になり別の能力を吸えるようになったので襲撃兵にスチールチェーンを刺す。能力を奪った上に絶状態にできた。

スチールチェーン使用

あとは尋問というところで服毒自殺。

通信を聴いていた第1王子はクラピカの能力をいまいち想像できない。1014号室には代わりの兵士を送り込むことに。

クラピカは王妃に与えた裏窓(リトルアイ)の能力を使い、ハエや蚊などの虫を操作して他の王子の部屋を偵察することを提案。

奪った能力は1回しか使えないから失敗は許されない。

リトルアイは小動物を操る

イルカが「襲撃者から奪った能力を解析しましょうか?」と訊いてくるが断る。

イルカにセットした場合、筒に入った1回分の能力使用権を消化するまでイルカを消すことができない制約を課している。

もし今の敵の能力がメガンテみたいな自爆能力なら使えないし、使えない間はイルカを消せずエンペラータイムが解除できない。

ステルスドルフィンの問いかけ

このタイミングでクラピカのエンペラータイムの新たなリスクが明かされる。エンペラータイムは1秒につき寿命1時間減少。

1時間で150日寿命が縮む。

エンペラータイムの寿命減少

手分けして室内で虫を探そうとした矢先。

第1王子・第3王子・第5王子から同時に電話がかかって来る。しかもドアの外からは第1王子に派遣された兵がチャイムを鳴らす。

インターフォンとTEL

No.365 選択 (35巻)

女中の計らいで第3王子と通話することになったクラピカ。

第3王子と通話

第3王子と第5王子とは協定を結べそうだけど第1王子の問題は先送り。

3勢力への対応

No.366 其々 (35巻)

No.361で第7王妃は息子の部屋に味方24名を集め、娘の部屋には敵のスパイである王妃所属兵6名を全員配置した。

第12王子の暗殺は時間の問題。

第12王子の状況

第5王子はクラピカに私設兵を向かわせる連絡をする。ハンターを雇用していないので念を知る者から情報が欲しい。

1014号室と交渉

その頃第4王子はテータから念の基礎を学んでいた。彼の上達速度はけた違いだった。

第4王子とテータの念修行

クラピカは約束通り第3王子の部屋を訪ねる。1014号室が人手不足ということで第3王子の私設兵2名を出向させることになった。

1003号室で第3王子の動向を監視していた第2王妃所属兵も同行。第3王子の兵士が1014号室で何をするのか見張る為だろう。

1014号室に出向する第3王子兵

No.367 同期 (35巻)

第3王子の部屋から戻った時点の1014号室。

1014号室の状況

クラピカが念の説明中にゴキブリを発見。ハエや蚊ではないがゴキブリも裏窓(リトルアイ)で操れる小動物の範囲内。

念のデモンストレーションを装い捕獲。ビルの能力のように見せかける。イルカはクラピカと第8王妃にしか見えない。

リトルアイ使用

捕獲したゴキブリはビルがさりげなく部屋から出した。第1王子の監視兵の円を抜けたので操って他の王子の部屋へ動かす。

No.368 凶行 (35巻)

ゴキブリを第13王子の部屋に向かわせ念獣や警備体制を視認してメモ。

次に第12王子の部屋に向かわせたが、今まさに何者かがベッドの上で第12王子を絞め殺す現場を目撃してパニックになる。

小動物を1012号室へ

1012号の様子を口にしたことで第8王妃が念能力で覗いていたことがバレるが、第12王子の安否の方が大事だとまくしたてる。

検分の結果、第12王子の死が確認された。

クラピカの見立てでは念獣が勝手にオーラを消費して、疲労困憊で熟睡する無防備な第12王子を暗殺者が襲ったという形。

第12王子の最期を推測

第7王妃は同室にいた王妃所属兵6名が共謀して犯行に及んだと主張。6名とも裁判にかけるため軍に拘束されていった。

一連の様子を見ていた第1王子の刺客の念使いの男は、第8王妃の行動理由を聞いた後になぜか円を解いて去っていく。

第1王子からの派遣兵

同室のハンターのビルと他王子兵への念の講義について打ち合わせをする最中、クラピカの体に異変が起こり意識消失。

一方その頃、ハンゾーは護衛対象の第12王子を殺されて激しく憤っていた。

ハンゾーの護衛対象

死因は窒息死。警備4人が誰も第12王子の寝室に入っていないというのが事実なら分身のような念能力で侵入した可能性が高い。

そうなると犯人は2名に絞られる。

分身能力だった場合の容疑者

第4王子はたった半日で凝に成功。

クラピカの2週間で念を習得させるという触れ込みに対しテータは基礎だけで半年と説明。「お前を信じて良いんだな?」と質問。

「はい!」と答えたテータに念獣は1度目の嘘を咎めるマーキングの傷を付けた。

といっても王子は自分の念獣は見えないしその習性も知らないので、テータの傷を見ても誰の仕業で何の傷か分からないが。

1度目の嘘を吐いたテータ

No.369 限界 (35巻)

クラピカと第8王妃が同時に意識消失してから9時間経過。目覚めてまだエンペラータイムが解除されていないことに愕然となる。

この日だけで寿命は約5年減少。

クラピカの失神時間

不幸中の幸いというべきか、イルカはまだ消えていないので王妃に頼んでゴキブリで第4王子の部屋を探ってもらう。

しかし第4王子の念獣が部屋に侵入しようとするゴキブリを始末。

クラピカのイルカは奪った能力を1回しか使えないので別の小動物でリトライできない。イルカを解除してエンペラータイム終了。

小動物を1004号室へ

収穫はなかったが、イルカで奪った能力を念習得者に付与すると副産物として念を目覚めさせられることは分かった。

各王子陣営に念を教えると呼びかけた結果、大半の王子が部下を寄越す。

念の講習は概ねAM9時から2~3時間。

講習参加者は16名集まったが1014号室内に能力者本人と攻撃する相手にしか見えない座敷人形が潜む。誰の能力かは現状不明。

講習参加者16名

No.370 観察 (35巻)

講習前に念を使える者を確認。挙手したのは2名だけ。

念能力者として挙手

ここで室内に紛れる誰かが念能力「11人いる!(サイレントマジョリティー)」を発動。

女中に座敷人形の姿を見せて、女中が喚き散らして皆が気を取られている隙に後方に立っていた男を11秒で仕留める。

サイレントマジョリティーの能力

死亡したのは第7王妃所属兵。

念を使えないともろい。

第7王妃所属兵が死亡

No.371 任務 (36巻)

喚き散らして皆の気を引いた女中は暗殺者の協力者として連行された。

他とオーラ量が違う兵士

クラピカは初期からいる女中に「君が先ほどの殺害の犯人か?」と問いただすが、彼女は否定して念も知らない主張する。

女中に疑い

その頃、幻影旅団はGW号の5層にいた。

団長がヒソカを確実に殺るのに必要な力をこの船で手に入れようとしていると、No.405(39巻)でボノレノフは語っている。

他の旅団員は団長より先にヒソカを殺るため強引に船内を捜索中。

No.377(36巻)からノブナガ達とマフィアの本格的な描写になるが、盤面が複雑になるので今回の解説では対象外とさせてもらう。

マフィアのエリア

No.372 消失 (36巻)

第9王子のところから来た兵2人が、No.370で念を使える者として挙手しなかったのに大量のオーラをまとっている。

クラピカが指摘するとその事で相談があると持ち掛ける。講習の後にどちらか1名とだけ話をすることでその場は収めた。

他とオーラ量が違う兵士

1012号室で休憩シフトになった2人。

ハンゾーはビスケに本体を見守ってもらい、自分は念の分身体になって第12王子を殺害したと思われる容疑者2名のところに飛ぶ。

カマをかけて犯人をあぶり出して殺害。

第12王子の落とし前はつけられたし、この先牢屋から同じ能力(幽体離脱)を使って別の誰かを殺害される心配もなくなった。

ハンゾーの分身

1014号室では約3時間の念の講習が終了し、先ほどの第9王子兵の相談に乗るクラピカ。

情報が欲しい第3王子兵もそれに立ち会う。

第9王子兵からの相談

つい最近になって第9王子本人とその部下の左手にマークが刻まれたという話。

クラピカの読みでは、第9王子の念獣の影響で集団オーラ生成(四大行でいうレン)を経験したような形となり念が半覚醒。

第9王子の念獣

第9王子自身の念能力(寄生念獣ではなく自分の)は後々明かされるが、集団オーラを矢として標的に発射する放出系攻撃。

命中したら同士内のランダムで選ばれた1名と標的の魂が入れ替わる。ギニュー隊長のボディーチェンジみたいな魂の交換。

第9王子が後に身につける能力

場所は変わってハンゾーの様子。

犯人を片付けた分身体のハンゾーは1013号室に戻ったが、ビスケや他の護衛がおらず第13王子の念獣だけが部屋に鎮座していた。

No.373 継承 (36巻)

第2王妃カミーラは1002号室に監視係として第1王子から派遣されている兵士に、これから第1王子を殺しに行くと宣言。

兵士の銃弾を受けるが、第2王子は死後の念(壺が授けた守護霊獣ではなく継承戦前から持っている念能力)で蘇生して相手が死亡。

第2王子の能力

拳銃を拾い1001号室に乗り込む。

第1王子に銃弾を浴びせるが念でガードされ、兵士(午前中クラピカの講習に参加している男)にあっさり拘束される。

第2王子が襲撃

ここで第1王子の能力が明かされる。

こちらも守護霊獣とは別の継承戦前から持つ念能力「星を継ぐもの(ベンジャミンバトン)」で死亡した部下の念能力を引き継ぐ。

先ほど死亡したムッセが第2王女に付けた念の鳥も引き継いだ。

第1王子の能力

No.374 能力 (36巻)

分身姿のハンゾーは行き詰って1014号室のクラピカに相談。その時1013号室の警護を名乗る者から1014号室に電話。

念能力で部屋ごと転移させられている可能性を伝えるが聞く耳持たない。

1011号室の様子。姉のカーちん(第10王子カチョウ)を想って泣くフウちん(第11王子フウゲツ)の前に突然扉が出現。

トンネルを進むとカーちんの寝室に出た。

トンネル

寝室の第10王子の心音が跳ね上がったので慌てて駆けつけるセンリツ。この後念のことやセンリツの能力を明かしたのだろう。

出口の扉から体全部が出なければトンネルは残るっぽい。この時は顔だけ出してその後トンネルを引き返したと思われる。

1010号室に現れた第11王子

この扉とトンネルが第11王子の念獣。

もし完全に出口から出たらトンネルは消失。兵士が来たら脱出しようがない。

出口の扉を出ると消失

カチョウが一緒なら復路も使える。

第10王子がいれば復路が使える

ちなみに第10王子の念獣は第11王子の扉の能力とは関係ない。姉妹どちらかが死んだらもう一方になるコピーロボット的能力。

生き残った人間にずっと寄り添う。

第10王子の念獣

1008号室では第1王子の監視兵が第8王子の念獣を倒すために着々とデータを集めている。

彼の能力「異邦人(プレデター)」は発動時、敵の念能力を正確に理解できていればいるほど攻撃の威力が増す。

誰かに答えを教えてもらっても威力は増えない。あくまで自分で分析する。

プレデターの強化条件
プレデター使用

No.375 説得 (36巻)

「ハンゾー!時間だわさ!」の声で目覚めるハンゾー。No.372の説明通り分身の術は本体に触れたり声をかけられたら強制解除。

休憩シフトに眠らずに完徹で見張っていたビスケ。優しい。

前日クラピカからも忠告されたが念能力で1013号室が空間転移されている。疑う護衛にビスケが真の姿を見せて念の実演。

部屋ごと空間移動

クラピカの念講習に出入りしているプロハンターも協力してやはり部屋は隔離されていると結論。

室内から廊下に出ることはできるが、廊下から部屋に戻ろうとしても入れない。内側から外側への一方通行らしい。

1013号室は念を学ぶ重要性を知り、全員ビスケから念能力について教わることになった。

No.376 決意 (36巻)

第2王子が第1王子を襲撃した件は双方しばしの拘留という両成敗で決着。

第1王子と第2王子の裁判

1014号室ではまた一人犠牲者が出た。念講習の初日にクラピカの引いた線をわざと越えた第4王子の私設兵がトイレで死亡。

攻撃を受けて(被害者は念は見えない)悲鳴を上げてから10秒程度で絶命。血を吸われて死んでおり一連の殺人と同じ手口。

第4王子兵死亡

参加者の一部から、クラピカが念講習をエサに自分たちを自室に呼び込んで一人ずつ殺害しているんじゃないかと不満が出る。

1013号室から来たハンターがかばって事なきを得た。

彼は1014号室のハンターのビルを少しの間借りたいと申し出た。1013号室前で雑談を装って話してビスケ達に状況を報告したい。

隔離された1013号室内に廊下から声が届く保証はないがクラピカはこれを了承。

講習への疑惑

1010号室では第10王子がセンリツにだけ聞こえるように指示を出す。指定場所には大人には聞こえないモールス信号発信機。

第11王子と一緒にこの継承戦を生き抜きたいと一生懸命の少女に、センリツは絶対に助けてあげたい気持ちにかられる。

1004号室では第4王子が念修行中。第4王子は禍々しい特質系だった。

第4王子の判断

本人も私兵全員も念能力者の第1・第2王子。急成長する第4王子。集団の力が最強クラスの第9王子と先の読めない王位継承戦。

クラピカの第14王子や協力関係のにある第3・第5王子の動向も気になるし、第6・第7・第13王子にもプロハンターが付いている。

ここにマフィアと幻影旅団とヒソカが絡んでさらに複雑になっていく。

王子の途中状況

単行本の発売ペース

連載が始まった1998年から2012年にかけて休載もありつつ32巻まで発売された。平均すると年2~3冊で順調なペースだった。

単行本発売日
1巻1998年6月4日
32巻2012年12月28日

次の33巻が出たのは3年半後。

近年は2年に1度新刊が出れば御の字だ。

単行本発売日
33巻2016年6月3日
34巻2017年6月26日
35巻2018年2月2日
36巻2018年10月4日
37巻2022年11月4日
38巻2024年9月4日
39巻2026年7月3日

とはいえ富樫先生は執筆を続けている。

コツコツ書き溜めた原稿は2026年6月から9月にかけて10週連続で週刊少年ジャンプに掲載された。ちょうど単行本1冊分。

よって40巻は確実に発売される。

王位継承編の完結にはまだ数年かかりそうだし、その後の暗黒大陸はどうするのかという不安もあるが気長に待ちたいと思う。