![fpsとは](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/10/entame_framerate_t-1024x538.jpg)
動画とフレームレート「fps」
PS3ソフトがPS4でリメイクされる際「30fpsから60fpsに進化!」という宣伝文句がよく使われる。
![PS4リメイクで60fps対応](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/10/entame_framerate_remake.png)
近年はYouTubeのゲーム実況でも「このソフトは60fpsだからヌルヌル動く!」のような表現が当たり前のように使われている。
今回はそんな「fps」について説明したい。
えふぴーえす
fps (frames per second)
fpsは「1秒あたりのフレーム数」だ。
フレームというのはコマ(静止画)のことで、パラパラ漫画の1コマやセルアニメーションの1枚に相当する。
![動画を構成する静止画](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/10/entame_framerate_move.png)
動画というのは、静止画を短い時間で切り替えることで表現している。
これはアニメやゲームに限らず、市販のビデオカメラでも原理は同じだ。
![動画は静止画の連続再生](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/10/entame_framerate_douga.png)
fpsは数字が大きいほど滑らかになる。
1fpsなら1秒1コマ(1フレーム)しかない。
![1fpsは1秒1コマ](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/10/entame_framerate_01fps.png)
10fpsなら1秒10コマ(10フレーム)の動きが表現できる。
![10fpsは1秒10コマ](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/10/entame_framerate_10fps.png)
例として「5秒かけて●が左から右に動くgifアニメ」を作成してみた。
1fpsの方は1秒1回しか更新されないのに対し、10fpsは0.1秒間隔で更新される。
![1fpsと10fpsのモーション比較](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/10/entame_framerate_ball.gif)
どちらの移動が滑らかは一目瞭然だろう。
fpsはテレビの性能にも関係する
PS3では30fpsが基本だったのに対し、PS4では60fpsが多く、PS5では一部タイトルが120fpsにまで対応している。
![fpsの向上](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/10/entame_framerate_update.png)
ただし120fpsでゲームを楽しむには、ゲーム機だけではなくテレビ側も対応している必要がある。
テレビの「リフレッシュレート」が120Hz以上なければ秒間120回は表示できない。
![リフレッシュレート](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/10/entame_framerate_refreshrate.png)
ゲーム機側が毎秒120枚の静止画を生成できても、テレビが毎秒60枚しか表示できなければ120fpsでは視聴できないからだ。
![ゲーム機側だけではなくTV側の対応も必要](https://totanrpt.com/wp-content/uploads/2022/10/entame_framerate_limit.png)
ゲーム機の性能をフルに発揮するには、テレビ側の対応も欠かせない。
120fps対応ソフトと対応テレビ
PS5ではまだ数は少ないものの、徐々に120fpsタイトルが増え始めている。
<120fps対応 PS5ソフトの例>
・Destiny 2
・アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション
・デビルメイクライ5
・フォートナイト
・レインボーシックスシージ
・仁王コレクション ……等
もしPS5を持っている(もしくは購入予定)なら、今後買うテレビは「リフレッシュレート」も意識するようにしよう。
ちなみに2022年末時点で、私室用の42型120fps対応テレビなら以下がおすすめ。
性能面も抜群だし、SONY製品なのでPS5との相性も間違いない。
今回の説明で「30fpsより60fpsの方が滑らか」の意味が少しでも伝わったなら幸いだ。