【IT】Windows Updateで頻繁に更新される「.NET Framework」とは何者か?

.NET Frameworkとは

更新プログラムの通知

パソコンを立ち上げると、Windowsの更新通知が出ていた。

更新プログラムあり

内容を確認すると.NET FrameworkとWindows 10の更新だった。

アップデートを実行し、再起動して完了。

更新プログラム

ところで、Windows Updateに度々あがってくる.NET Frameworkとは何者だろう?

知らなくても支障はないが、毎回のように目にする単語なので簡単にまとめてみた。

.NET Framework(どっとねっとふれーむわーく)

「.NET Framework」は、Microsoftが提供するアプリケーションの開発・実行環境だ。

Windows 10には最初から入っている。

開発・実行に.NET Frameworkが必要

よく分からない人はNintendo Switchの「スーパーマリオメーカー2」をイメージしよう。

スーパーマリオメーカー2のイメージ

同ソフトがあれば簡単にオリジナルステージが作成でき、他のユーザーもそれをプレイできる。

開発ツールでもあり、実行環境でもあるという点は.NET Frameworkと同じだ。

なお最新バージョンの機能で作られたアプリは、実行側も最新バージョンが求められる。

最新のバージョンで作られたプログラムは、最新の実行環境が必要

.NET Frameworkは頻繁に機能追加やセキュリティ強化が行われるので、必然的にWindows Updateでよく更新される。

一般ユーザーには関係なさそうな話だが、.NET Frameworkで動作する業務システムやビジネスソフトは結構ある。

有名どころだと会計ソフトの「弥生会計」や宛名ソフトの「筆まめ」など。

Visual StudioのC#やVB.NETで開発されたアプリは、基本的に.NET Frameworkが必須だ。

.NET Frameworkの今後

今の.NET Frameworkのバージョンは4.8だが、これ以上あがることはない。

Microsoftが.NET Frameworkから「.NET(どっとねっと)」に移行する為だ。

.NET Frameworkの後継
.NETは他OSもOK

ただ.NET Frameworkのサポート終了は何年も先で、しばらくはWindows Updateで更新プログラムが配信されるだろう。

まとめ

「.NET Framework」はWindowsに最初から入っている、アプリの開発・実行環境。

.NET Framework向けのアプリ開発者はもちろん、ユーザー側にも更新が求められる。

よってWindows Updateでよく更新されるというのが結論だ。