Googleのポリシー改定
2023年5月16日、Googleは2年以上ログインのないGoogleアカウントを削除する内容にポリシーを改定した。
早ければ2023年後半から削除が始まる。
といっても、2年のうちに一度でもログインして何らかの操作をしていれば削除されないので、普通は気にしなくても大丈夫。
<使用とみなされる操作>
・メールの送受信
・Googleドライブの使用
・Google Playストアでアプリをダウンロード 等
真っ先に消されるのは「何となくGoogleアカウントを作ったけど、全く使わず2年以上経過した」という類のものだ。
まあ、そのようなアカウントなら消されても実害はない。
注意すべきは外部サイト(Google以外)のログイン専用で使っているサブアカウントだ。
注意すべき事例
「ショッピングサイト」「サブスク」「オンラインサービス」等は登録時にメールアドレスを求められることが多い。
<メールアドレスが必要な例>
・Amazon
・楽天
・Netflix
・Spotify
・PSN(プレイステーションネットワーク)
例えばAmazonについて考えてみよう。
AmazonはメールアドレスがログインIDになるので、漏洩対策を兼ねてGoogleで専用のメールアドレスを1つ作成したとする。
登録後は、ショッピングやAmazon Primeビデオ視聴でしょっちゅうログインするだろう。
しかしこれはAmazonへのログインの話。
このGoogleアカウントを他の用途で使用していなければ、毎日Googleにログインして新着メールをチェックする必要性は薄い。
Amazonからのお知らせしか来ないし、未読のままでもショッピングや動画視聴は問題なく続けられるからだ。
この状態(Googleに長らくログインしない)で2年が経過した場合、Googleアカウントが削除される可能性がある。
無料サービスは今回のように規約改定されることがあるから、気になるアナウンスが流れたら都度適切に対応しよう。
いずれは2要素認証で本人確認できないアカウントも消されるかも知れない。