
失業認定申告書の求職活動
失業保険を貰う人は、失業認定日にハローワークに失業認定申告書を提出する。
失業認定申告書には求職活動を記載する欄があり、認定日ごとに2回必要だ。

もし失業保険を最後まで貰おうと思ったら、結構な回数をこなすことになる。

求職活動として認められるもの
失業認定申告書で認められる求職活動として、代表的なものは下記3点。

特に職業相談や求人応募は、その場でハンコを押して貰えるので確実だ。

上記以外にも「求人検索」「資格試験」「民間の転職サービス利用」など就職に繋がる行動はいくつかある。
しかし地域差があるのでハローワークに確認した方が良い。(私の利用したハローワークでは「求人検索」は実績にはならない)

積極的に活動している人なら毎月2件は求人に応募するだろうから、特別なことはしなくてもノルマを達成できる。
しかしコロナ禍でめぼしい求人が無いとか、諸事情ですぐに動けない人もいるだろう。

そんな人は職業相談を活用しよう。
まず失業認定日にハローワークで認定を済ませたら、その足で職業相談窓口に寄ろう。これで次回認定日までのノルマは1回になる。
次回認定日(4週間先)までにあと1回活動するだけなら気持ちが楽になるはずだ。

職業相談のイメージがわかない人も居るかもしれないが、例えば「40代だと再就職で苦労している人が多いですか?」とかでも良い。
職業訓練の相談も良いだろう。「職業訓練ってどんなことを学べるの?」「それだけで就職できるの?」という質問だけでもOKだ。
気になったことを教えて貰うだけで求職活動1回の実績になるのだから使わない手はない。

何なら、次の認定日もその続きの質問だけでクリアできる。

ただし、その日の相談内容はある程度ハローワークのパソコンに記録されているので、前回と矛盾するような質問は避けよう。
やっぱり職業相談は苦手という人は、職業訓練の説明会(カリキュラム説明や質疑応答)に参加するだけでも実績になる。
ハローワークには募集中の職業訓練パンフレットがあるはずなので、気になるコースの説明会に参加して1時間ほど話を聞くだけで良い。

優先すべきは就職活動
失業して収入が途絶えたら、失業保険は喉から手が出るほど欲しいと思う。
しかし失業保険の為の求職活動を優先したり、実績作りで疲弊する必要はない。
ハローワークは敵ではなく味方だと考え、職業相談を上手く使ってノルマをこなし、本来の目的である再就職に全力を注ごう。

次回は職業訓練について書きたいと思う。