
退職した年の確定申告
副業をしていないサラリーマンなら、退職年度の確定申告はそこまで難しくない。
還付金を受け取るだけの人なら、細かい計算ルールを知らなくても「国税庁のWebサービス」を使えば自動的に作成できる。
1点、退職金の扱いは知っておこう。

退職金が無かった人はこの説明は不要だし、退職金があった人でも「勤続年数×40万円」までは控除の範囲なので非課税だ。
ちなみに失業保険も非課税。確定申告では考慮しなくて良い。
用意する物
確定申告作成では下記を用意しよう。

実際の作成手順を紹介するにあたり、サンプルで山田太郎さんのデータを用意した。



これらを使って作業してみよう。
なお退職後(年内)に払った国民健康保険料も控除になるが、私の場合世帯主(父親)の口座から引き落とされているので使えなかった。
その他、配偶者や生命保険なども控除対象なので会社の年末調整でそれらを申告していた人は忘れずに計上しよう。
作成の流れ
使用するのは国税庁が公開している「確定申告書等作成コーナー」だ。
「確定申告書等作成コーナー」は登録不要・無料で使える。
確定申告の時期は2月16日~3月15日だけど同コーナーにはいつでもアクセス可能。ただし早すぎると1年前の帳票になるので注意。
(画面はわかりやすくする為にシンプル化したものです。操作時は実際の画面をよくご確認下さい)





























図を見ながら操作すれば、1時間もかからず確定申告用のPDFが作れるはずだ。
私自身、一人で確定申告をすることに不安があったが、いざ行ってみるとすんなり作成できた。
次回は「確定申告書の提出」について書きたいと思う。